ビル建築のコンクリート・モルタル工事から一般住宅の塗り壁・珪藻土リフォーム工事まで、創業40年の
信頼と実績でお客様の様々なニーズにお応え致します。 −宮城県仙台市 クレア工業株式会社―

トップ ≫ 左官について ≫ 左官の歴史

 『左官』の呼称は古く桃山時代以前からあったとされています。『左官』となる前には、泥工・砂工・壁大
工などとも呼ばれていました。


 この『左官』と呼ばれる様になった経緯として、律令制度が敷かれていた時代の四等官制度の官位が、
上位から「長官」、「次官」、「判官」そして最下位が「佐官」でした。佐官とは「官を佐(たす)ける」と言う意
味があり、各役所によって様々な字を当てていました。

その中で、宮中の修理の壁塗り職人を木工寮(現代の国土交通省の様な機関)の『左官』に任じ、出入り
を許可したのがその名前の由来とされています。

『左官』とは官位の名前なのですが、これがいつしか職業名に展示現在に至っています。

 その昔は『泥工』とも呼ばれていた通り左官の原点は「泥」にあり、その泥が様々な優れた特性・性質を持
っていたため建築に利用されるようになり、長年にわたる日本建築の知恵と伝統技能に培われ、意匠性と
機能性を合わせ持つ優れた建築工法として発展してきた。


 「左官工法」は現代建築の大部分を占める新建材による乾式工法と比べ、非常に手間のかかる工法と
されていますが、乾式工法では表現することの出来ない意匠性と独創性を持っています。さらに、近代建
築における健康被害が大きな問題とされる今、珪藻土や漆喰といった環境と人にやさしい自然素材・天然
素材用いる左官工法が改めて注目されています。

 また、マンション、大型ショッピングセンター、物流センター等の鉄筋コンクリート造の現代建築において
も、目には見えませんが、内外壁・天井・床におけるタイル面、塗装面の下地工事として建物のほぼ全面
に左官工事が必要とされています。

クレア工業株式会社
〒984-0822 仙台市若林区かすみ町24-15